昔ながらの職人気質で、言葉数は多くないものの、その仕事ぶりはスタッフだけでなく多くの施主からも高い信頼を得ている大工、白岩丈征さん(63)。約1年間の会社員時代を経た後、大工の道を歩み始めて30年以上。10年以上前からマエダハウジングの専属で現場に立ち続けている。
「自分は与えられた仕事をきっちりこなすだけ」と、決して多くは語ろうとしないが、真面目に仕事に取り組む姿勢や、高い完成度を常に維持できていることに、スタッフからの信頼は実に厚い。以前、スタッフが困難な仕事を白岩さんに依頼したとき、「できるかどうか分からんよ」と言いつつも、翌日には完全に仕上げてくれていたということもあったそうだ。
一方、施工現場では施主からの評価も高い。真面目な仕事ぶりはもちろん、礼儀正しい挨拶や開始・終了時間の厳守、常に現場をきれいにしているなど、大工としての技術以前に大切な心がけを忘れない白岩さん。そのため、「大工さんは白岩さんでなければ」と指名してくるリピーターが多い。同じ現場で働く他の職人からも「この仕事は白岩さんにお願いしたい」と言われることがあるという。
「スタッフの皆さんにも良くしてもらっています」と白岩さん。互いの信頼感が、良い仕事につながっているのかもしれない。