リフォームを成功させるには、業者の見極めが大事です。しかし、「いざ頼もう」と思うと、どの業者に頼めばいいのか、迷ってしまいます。最終的には「安心できる業者」ということになるのでしょうが、それを見極めるには判断材料があまりに少ないのが実情です。そんな悩みを抱えている方に、失敗しない、後悔しないリフォーム業者選びのコツをアドバイスします。 |
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兄弟や親戚が経営する会社でリフォームしたのに不満だった人の声で一番多いのが「知り合いということで、何かあっても何も言えない」です。本来なら、何かあればすぐに言える近い関係なのに実際には言いにくいという、いかにも奥ゆかしい日本人的な部分です。
リフォームの場合は新築と違い、古いものに新しいものを取り付けるため、取り合いや工事の中で思い通りにいかない事や、イメージと出来上がりが違うなどといった事が生じることがあります。また、すべてが現場での手作業のため、工場製品のような仕上がりを期待しても難しいところがあります。そうしたリフォームの特性を考えると、何かあったときに「言いやすい」ということがリフォームを成功させるための大きなポイントになります。全く知らなければ不安だし、あまりに近すぎると言いにくいのが現状。言いやすくて、何かあったら対応してくれるような「ちょうどいい距離の業者」を見つけましょう。
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買ってもらうために何度も足を運んできた営業マンが、買った途端に「ピタッ」と姿を現さなくなったという経験はありませんか? これは、その商売のビジネスモデルが「リピート」や「紹介」を当てにせず、新規獲得中心に作られている可能性があります。一方、リフォームのように「リピート」や「紹介」がなければ成り立たないような商売では、生き残るためにいかに客に満足してもらい、再注文してもらうかを考えます。
信頼できる業者を見分けるポイントは、客から集めた声をサービスに生かしたり、定期的にDMや案内を送ったりして、「リピート」や「紹介」を促進するなど、客が満足することに力を入れているかどうかです。
新規の契約を取ることが目的で、やたら派手に広告をしたり大量の宣伝をしている業者は、大手といえども要注意かもしれません。
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「お風呂が水漏れしたりすると外壁にしみてくるので、無料で点検してみましょう」と訪問してくる業者がいます。そんなときは要注意。「夜だろうが関係なく突然訪問してくる」「帰ってもらいたいと意思表示しても、契約するまで帰ろうとしない」「商品や工事の説明もろくにしないまま、その日の契約を急ぐ」「モニターで安くしますからと甘い言葉で入ってくる」「不安をあおるような言葉を使って、見せてもらおうとする」などには気をつけましょう。後々、トラブルを生じないためには、このような業者とは契約しないことです。
特に、屋根、床下、耐震、水漏れなどを指摘されると不安になり、つい業者の言葉に乗せられ、見てもらうだけなら見てもらおうかという心理になりがちです。
実は、それこそ「客には見えない場所をいい事に、不安をあおる」手口なのです。見えない箇所ほど、良心的な業者に点検してもらいましょう。
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