結婚を機に、Oさん夫妻はご主人の実家から少し離れた安芸区熊野町で新生活をスタート。ほどなく子どもが産まれたこともあり、ご主人は一人暮らしの母親が住む実家での二世帯同居を考えるようになった。
ご主人が永年住み慣れた実家は、当時築20年の軽量鉄骨一戸建て。老朽化とは言えないまでも、新婚生活で、また幼い子どもを連れての暮らしにはリフォー ムが不可欠と判断し、本やカタログなどで少しずつ勉強を始めた。そして1年前に開催された「リフォーム相談会」に参加した際には、見積もりを取るなど具体 的なプランも固まった。
最初の「仕事」は業者選び。複数のリフォーム業者に相談し、最終的に選択したのはマエダハウジングだった。全室リフォームで工費が1千万円を越すという こともあり、業者選びのポイントは実績や信頼性に重点を置くことにした。「値段だけなら、もっと安い業者もあった」そうだが、同社で施工した知人の物件や 意見も参考に判断した。さらに決め手になったのは、思ったことを何でも話せる人当たりのいい、営業担当者の誠実な人柄。そして、コーディネーターの女性な らではの細やかな気配りは特に奥さまの琴線に触れ、「ここなら間違いない」と二人の意見が一致した。
リフォーム前にあったDKは洋間とし、思い切ってキッチンを移すことで家族みんながくつろげるLDKが誕生した。明るい色の床や壁に対し、家具や建具は木目 を活かしたダークブラウンで統一。ご夫婦の要望通り、温かみのある空間になった。キッチンの棚は据え付けの造作で、以前から使っていた食器棚や冷蔵庫が持 ち込めるよう、サイズや位置は充分に検討。使い勝手はもちろん、バックスペースもスッキリとした印象になっている。
大胆な柄のクロスを貼ったホール。圧迫感を与えないよう中央にカウンターを設けた。
「吾・唯・足・知」の壁掛けは知人からの手づくりプレゼント
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洗面 脱衣所の床も居室に合わせて木目のシートに |
洋室 お母様が使う1階の洋間。押し入れの半分は仏間になっている |
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浴室 大きめの浴槽はご主人の強い要望。 ゆっくり寛げるようターコイズグリーンの落ち着いた色にした |
トイレ 壁に貼ったモザイクタイルがアクセントになっている |
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玄関 従来の玄関ドアに木目の化粧シートを貼っただけだが新品のように見える |
玄関前 廊下はホールとなり床部分も広くした |
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リフォームの竣工を記念して、2階のリビングの壁に3歳の娘さんと、ご主人の妹さんの子どもの手形を残した。珪藻土ならではの面白いアイデアだ |
こだわり部分は思い切って。 妥協できるところは巧みに!
家 族全員が健康で安心して暮らせる家。それに私たち夫婦の好みを取り入れると、自然素材は外せない条件でした。以前は結露からカビが発生して妻の健康にも影 響を与えてたので、今では本当に快適に暮らしています。キッチンも一新したので、この際にとオール電化にしました。火の心配もなくなり、その点でも安心感 が増しましたね。家具にお金はかけたくなかったので、建具や造作の棚は以前から使っていたものを置いても違和感のない色にしました。玄関ドアも取り替えず に表面加工でコストダウンしましたが、訪ねてくる人は「まるで新品のよう」と、驚いています。
リフォーム箇所 | 全面 |
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工事期間 | 2.5ヵ月 |
築年数 | 23年 |
種別 | 戸建 |
施工費用 | 1,100万 |
施工事例