以前購入していたマンションに定住することが決まってから、家族が暮らしやすい生活空間を求めてリフォームをすることにしたYさん。大幅な間取り変更と収納空間の確保、そしてスムーズな生活動線の実現をめざしたマンションリフォームは、自然素材も随所にあしらい、子どもたちにも優しい生活空間の誕生につながった。 キッチン位置の変更や収納棚の誕生で叶えたスムーズな生活動線 仕事の都合上、他県での生活が長かったが、いずれ広島に戻って来ることを念頭にマンションを購入していたYさん。いよいよその話が現実味を帯び、ここで暮らすことをイメージした時、家族が生活するとなるとさまざまな問題が浮上。他県で暮らしていたマンションに比べて狭小で、室内の明るさと収納スペースの不足、家事をする上での不便さなどの問題を実感した。これらを解決するため、リフォームを考え始めたYさんは、本誌のマンションリフォーム特集を目にし、憧れの生活空間を思い描くように。そして資料請求を送ったことがきっかけで、リフォームを実行することを決断した。 限られたスペースを有効活用するべく数々の工夫が随所にマンションでのリフォームは、共有部分と専有部分という制約はあるものの、戸建と違って抜けない柱などがないので空間の自由度はある(P16参照)。そして恵まれていたのはLDKの天井の高さだ。以前は廊下とLDKの間に約10センチの段差があったため、廊下の高さに合わせてLDKの床を10センチ上げた。こうすると、以前よりも空間全体が狭く感じるようになるが、Yさん宅の場合はもともと天井が高かったため、狭く感じられるようにはならなかった。白い珪藻土壁のおかげで空間が明るくなったことも開放感を高めた要素の一つ。また、冷蔵庫の上に、配管の都合上どうしても撤去できない出っ張り部分があったが、冷蔵庫のスペースを確保するため、配管ギリギリまで高さを調整するという工夫も凝らしている。 毎日のメール交換で互いに時間を気にせず工事状況を伝達&把握リフォーム期間中は東広島市に住んでいたYさんだが、担当スタッフからほぼ毎日メールが届き、写真とともに工事内容や現場監督の報告などが細かく伝えられていた。Yさんも担当スタッフ側も、時間帯を見計らって電話をかけて確認する必要がなく、時には図面を添付するなどして確実なやりとりができたとあって、工事もスムーズに進行した。余すところなく要望が満たされたマンションリフォームの成功に、Yさんの喜びもひとしおのようだ。 |
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施工事例