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![]() ご夫妻が望む「老後を快適に暮らせる住まい」「間仕切りのない開放感のある住まい」を叶えるために、これまでの和室2間と洋室2間の続き間を、洋室とリビングダイニングキッチンの2つの空間に間取りを変更。半透明のアクリル製間仕切りの採用で、閉めた状態でも圧迫感を感じさせない。 和室2間が一つになって、ガラリと様変わりした12畳の洋間。床下には珪藻土の原石を敷き詰め、壁には珪藻土を、クローゼット内の壁には調湿ボードを採用するなど、湿気対策に万全を期している。趣という面では、無垢のクリを使ったフローリング、和紙に調アクリル板を使った障子、あじろ風の天井、ダークブラウン色で統一された柱・周りぶち・幅木などがしっくりと馴染み、和モダンな雰囲気を創り出している。照明はセンターライトのほかにダウンライトを4箇所設置し、空間全体を明るく演出。調和のあるしつらえと相まって、客間としても、ご夫妻のくつろぎの部屋としても申し分のない、落ち着きのある空間に生まれ変わった。 |
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![]() 17・5畳とワイドになったリビングダイニングキッチン。フローリングには、ピンクがかった色合いがカジュアルな雰囲気を感じさせるサクラを採用。壁の色もやわらかいアイボリーにすることで、明るく和みに満ちた空間を演出している。 建物の北側と西側に山があり、冬はかなり冷え込むというSさん宅。そんな悩みを解消するために、蓄熱式暖房機が設置されている。ガスからオール電化へのチェンジで、深夜電力をフルに活用。光熱費を抑えながら、快適な室温の中で一日を過ごすことができる。さらに、サッシにはペアガラスを採用することで、冷暖房効果を高め、結露の発生を防止。奥さまの「朝早くキッチンに立っていても、いままでのように寒くないんです」の言葉が、優れた保温性を物語っている。 ![]() ![]() |
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![]() 特に奥さまがこだわったのがキッチン。これまでの6畳のダイニングキッチンは、システムキッチンや冷蔵庫などが場所を取り、家族揃って食事をするにはあまりに狭く、隣の洋室をダイニングとして利用していたという。今回のリフォームでは、IH式の対面型キッチンを採用。淡いピンク色のシステムキッチンは、奥さまとお嬢さまがフローリングや壁の色に合わせて選んだものだ。 勝手口に取り付けた扉にはガラスがはめ込まれ、サイドの壁面にもすりガラスタイプやチェック柄のガラスブロックがはめ込まれるなど、明るくオシャレな空間を創造。配膳時の余計な動きもなくなり、家族との会話を楽しみながら料理が作れるので、1品や2品は増えそうだ。また、キッチンだった場所は納戸にすることで、収納力が大幅にアップ。季節の家具や調度品などの出し入れが便利になる。そのほか、洗面室の壁には湿気に強いエコカラットタイルを使用。湿りがちな空間をベストコンディションに保ってくれる。 「一年間通して生活してみないと分かりませんが、現時点では思った通りのリフォームができました。」と話すご主人の表情は晴々としていた。 ![]() |
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![]() ![]() ご主人のお気に入りは、天然木のフローリングと開放感あふれる間取り。「合板に比べて温かく、素足で歩くと気持ちがいい。それに間仕切りを全開すると洋間からキッチンまで見通せて、気分がいい」。一方、奥さまはダイニングキッチンの使い勝手のよさを実感。「炊事をするのが楽しくなりました。主人に感謝します」。 |
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施工事例