奥さまが最もこだわったのが、明るくのびやかな家族団欒のスペース。独立していた6畳のダイニングキッチンと6畳の居間を一体化し、4.5畳の対面式キッチンと7.5畳のリビングダイニングに間取りを変更した。
間仕切りを取り払ったことで、空間にこれまでになかった広がりを創造。奥さまが願う「ログハウスのような木の温もり」が感じられるようにと、リビングダイニングの床や引き戸には無垢のパイン材を採用している。壁には吸湿性のあるエコクロスを、腰壁には調湿効果があり、汚れが付きにくい珪藻土風のタイルを使用することで、健康的で快適な空間を実現。家族の一員である愛犬にとっても、居心地のいい空間になっている。
サイドには、収納たっぷりの木調キャビネットと、大工と建具職人によるオーダー家具を設置。機能性だけでなく、フローリングとの調和も図っている。その上の窓にはプリーツスクリーンを配置。センスのよさを感じさせる洒落た空間を演出している。
リビングダイニングからキッチンにかけての天井には、空間をより広く見せるために、全灯天井に埋め込みのダウンライトを設置。そのうちの1灯は、ダイニングテーブルの位置に合わせて向きが変えられる可変式になっている。ナチュラルでシンプルなイメージのダイニングテーブルは、奥さまと施工スタッフが一緒に探したもの。限られたスペースを効率よく使えるよう、伸縮タイプにしたという。 |